健康対策

風邪

1日の気温差が激しく、また、乾燥した地域が多い為、体調を崩し易い。

1) うがい
帰宅時や、就寝前には必ずうがいを行う。

2) 手洗い
こまめに手を洗う様心がける。

3) 食事・運動
栄養バランスのとれた食事、十分な休息、適度な運動を心がけ、常に免疫力を高める努力をする。

4) 防寒対策
夏でも、1枚上に羽織る服を持ち歩く。

5) 体を休める
少しでも風邪の兆候を感じたら、無理をせず、なるべく身体を休める。

日焼け

オーストラリアは世界の中でも紫外線が強い国として知られており、外出時には十分な対策が必要。

1) 長袖の上着

2) 日焼け止め
外出時は、必ず日焼け止めを塗る。日焼け止め無しで長時間屋外で過ごすと、火傷状態になる危険性がある。また、紫外線は薄い雲やガラスも通り抜ける為、曇天時や室内・車内でも日焼け止めを使用する。

3) 帽子

4) サングラス

5) 外出時間
紫外線の一番強い午前10時から午後2時(夏時間午前11時から午後3時)の間の外出は出来るだけ避ける。

皮膚炎

生活環境の変化で、皮膚のトラブルが生じ易い。

1) シャワー、シャンプー
熱すぎるお湯や、刺激の強い石鹸・シャンプーの使用を避ける。入浴後はすぐに、クリームなどで保湿する。

2) ストレス対策
適度な運動や休息などでストレス発散を心がける。

乗り物酔い

1) 酔い止め薬
船など、乗り物に酔い易い人は、酔い止めを服用する。 注)健康上の問題を抱えている場合、服用前に医師へ相談する。

2) 睡眠
前日は十分に睡眠をとる。

3) 消化の良い食事
前日、当日共に、暴飲暴食やアルコールを避け、消化の良い食事を心がける。

4) 服装
身体を締め付ける服は避け、ゆったりしたデザインを選ぶ。

5) 視線
乗り物の外の動いていない物に視線を向ける様にする。例えば、船の場合、水平線を見たり、自動車やバスの場合は、先の道を見る様にする。それができなければ目を閉じている。外部の動く物体を目で追ったりしない。

6) 姿勢
頭の動きを最小限にする。船や自動車などで移動する場合は、横になって頭が進行方向に向いているのが理想的な位置。

胃腸炎

1) 手洗い
胃腸炎の原因となる感染症は、感染した食べ物や飲み水から移る。予防の為、食べ物や飲み物を扱う時には、必ず手を洗う様心がける。(トイレの後などは、特にしっかりと。)

2) 食物管理
材料は十分に加熱し、調理後の管理にも気を配る。冷蔵庫や冷凍庫での保存を心がける。 また、台所や台所用品は常に清潔に保つ。

性病、性感染症

1) 避妊具の使用
性交時には、必ず避妊具を使用する。抗生物質や膣洗浄などは予防効果が無い。

2) 体調管理
寝不足や疲労を避け、食事内容にも注意し、免疫力の低下を防ぐ。

3) 尿路感染対策
性交後の尿路感染を防ぐために、性交後はすぐにトイレに行って排尿し、しばらくの間は水分を多めにとるようにする。

虫刺され

夕方の水際(川、海岸)に多いサンドフライ(小型の吸血刺咬性昆虫)や、不潔なベットに潜むベッドバグ(南京虫、トコジラミ)には、特に注意する。

1) 服装
長袖、長ズボン、帽子、手袋等を着用し、肌の露出を避ける。

2) 虫除けスプレー
外出時には虫除けスプレーを使用する。汗などで落ちてしまう可能性もある為、可能であれば携帯し、数時間おきに使用する。注)皮膚に問題を抱えている場合、使用前に医師へ相談する。

3) バスタオルや寝袋の使用
ベッド上(特に旅行中の宿など)に、自分で持参したバスタオルや寝袋等を敷くことで、いくらか予防が可能。

監修:鳥居泰宏(医師)

協力医療機関: ノースブリッジファミリークリニック

タウンホールクリニック